10月27日(水)、名古屋で開催されているCOP10(生物多様性条約第10回締約会議)のサイドイベントで、当社が取り組んでいるサンゴ再生技術の発表を行いました。このサイドイベントは日経BP環境経営フォーラムが主催したもので、「日本企業はTEEBにどう取り組んでいるか」というテーマについて、当社が三菱重工グループを代表して発表したものです。
今回のCOP10では、生物多様性保全の世界目標、先進国が途上国から採取した微生物などの遺伝子資源の利用に関する途上国への還元などの主要議題の他、自然と共生する社会を実現するための世界的なとり決めについても活発な議論が行なわれています。
また、企業、市民、政府、自治体などの具体的な活動の推進をはかるため、TEEBの最終報告書が公表されました。報告書には、企業が生物多様性に取り組むことで一定の評価を得ると、企業に対して税金や融資の優遇、環境に関する補助金など、様々なメリットを与える政府、自治体の取組が紹介されています(逆に環境に有害な場合は、補助金の削減、課徴金ということも記載されています)。
今後は、環境、生物多様性への取り組みが、経済的な価値として評価されていきます。当社においても環境負荷低減へ積極的に取組んでまいります。 |