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HOME > 技術情報 > 技術トピックス > 揺れない浮体 > 西表に浮桟橋完成

南国の島 西表に浮桟橋完成
(沖縄県八重山市庁殿向)
南国の島 西表に浮桟橋完成
 
   仲間港B函 H14年3月26日完成    仲間港A函 H14年2月26日完成  
  浮体サイズ(×2函)   浮体サイズ  
  長さ :36m   長さ :25m  
  幅  :10m   幅  :6m  
  乾舷:1.1m   乾舷:0.7m  
  石垣港と仲間港を結ぶ観光連絡船の乗降施設。西表島を訪れる観光客が本施設を利用します。
沖縄県におけるバリアフリー浮桟橋のモデルケースで、手摺や点字ブロックを設置した高齢者・身体障害者等利用を考慮した施設です。
また、当社の動揺低減機構であるMSボート実機適用の1号機です。
  近くを流れる仲間川遊覧船用の乗降施設。仲間川遊覧は定員約20人の小型船に乗って上流へと探索する西表島の定番観光コースの一つです。
本施設もB函同様、手摺や点字ブロックを設置した高齢者・身体障害者等利用を考慮した施設となっています。
 
 
 
観光連絡船
 
西表ヤマネコ
 
 
石垣島⇔西表島
観光連絡船
 
西表島シンボル
西表ヤマネコ
 
 
 
仲間川遊覧
 
サキシマスオウの木
 
 
主要観光コース
仲間川遊覧
 
樹齢400年の
サキシマスオウの木
 
 
■バリアフリー浮桟橋の機能
  (公共交通機関旅客施設の円滑化整備ガイドラインに準拠)
 
動揺低減機構 MSボード     高齢者・身体障害者利用を考慮した乗降施設
▲動揺低減機構 MSボード           ▲高齢者・身体障害者利用を考慮した乗降施設
                               連絡橋勾配 1/12をキープ        
 
MSboardの特性
 
??MSボードとは??
揺れを低減させるための新しいコンセプトboard(Mitsubishi Motion Suppressin Board)は、波上側舷側に浮体との間にわずかな隙間を設けて鉛直版又は水平板を浮体下側に取り付けたものである。
 

鉛直型MSboard (仲間港装着型 )
水平型MSboard
浮体諸元:36m(L)×10m(B)×2.5m(H) 喫水.1.4m

波浪条件:H=0.5m
波周期3〜5s(航走波)

 

MSboardBoard
・付加質量の増加→固有周期の長周期化
・長波長域の上下方向波力低減

Gap
・ダンピングの増加→応答ピークの低減
・水平方向波力増大の抑制

 
 
MSboardの効果
 
周波数応答解析にて、Roll応答及び、デッキ上面の左右方向加速度の規則波中応答(振幅)及び不規則波中応答(有義振幅)を求めました。
MSboardを装着することによりROLL角、水平加速度(SWAY)ともに30%低減できることが期待できます。
 
動揺シミュレーションの結果(最大値)
重心点
標準タイプ
Msboard
Roll角
(deg)
-6.17
-4.10(0.67)
水平加速度
(Gal)
124.8
79.1(0.64)
(低減率)
 
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